電子契約は英語でも締結できる!メリットや注意点を紹介


目次[非表示]

  1. 1.英文契約書でも電子契約は可能
  2. 2.英文契約書を電子契約で締結するメリット
    1. 2.1.①コスト削減
    2. 2.2.②締結業務の効率化
    3. 2.3.③書類の一元管理
  3. 3.電子契約を英語で締結する際の注意点
    1. 3.1.①曖昧な表現は避ける
    2. 3.2.②合意内容は漏れなく確認する
    3. 3.3.③契約違反時の対応を明確にする
  4. 4.まとめ



グローバル化が進む現代では、海外企業と取引することも少なくありません。

しかし、海外とのやりとりは時間がかかる場合があり、契約締結までに時間がかかるケースがあります。

契約業務を効率化させるために、電子契約を活用する方法がありますが、英文契約書で利用できるかが課題です。

担当者のなかには、「英文契約書を電子契約で結ぶメリットや注意点について知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、英文契約書を電子契約で締結するメリットや注意点について詳しく解説します。


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英文契約書でも電子契約は可能

英文契約書も、電子契約で締結することは可能です。

電子契約はオンライン上でリアルタイムでやりとりができるため、書面契約に比べ、やりとりに必要な時間を短縮できます。

電子契約は日本より海外のほうが普及しており、法律で認められた国に所属する企業であれば電子契約が利用できます。

英文契約書に対応した電子契約サービスを利用することで、よりスムーズに契約締結までつなげられるはずです。


>>電子契約とは?メリットとデメリットを紹介


英文契約書を電子契約で締結するメリット

海外企業との取引は、時間がかかってしまったりスムーズに締結までつなげられないケースが珍しくありません。

しかし、電子契約を活用することで、締結業務を効率化させられる可能性があります。ここでは、英文契約書を電子契約で締結するメリットを3つ紹介します。


①コスト削減

海外企業とやりとりする際、国際郵便にかかる郵送料が企業にとって負担となることが想定されます。

書面契約は保管するためのスペースを確保する必要があり、施設整備にもコストがかかります。

電子契約であれば、契約書は電子データで作成されるため、紙やインクなどのコストがかかりません。

また、電子データは物理的な保管スペースを必要としないため、管理コストを抑えることも可能です。

②締結業務の効率化

海外企業と書類のやりとりをする場合、届くまで少なくとも数日はかかります。

しかし、電子契約はオンライン上でやりとりができるため、リアルタイムで手続きが進められます。

また、送付後に修正が必要になった場合もすぐに再度送付ができるため、工数とリードタイムを短縮することが可能です。

電子契約であれば、郵送中に書類が紛失や盗難に遭うリスクも軽減できるため、より安全に海外企業とのやりとりが実現できます。


>>電子契約に関連する法律と要件を紹介


③書類の一元管理

英文契約書に対応した電子契約システムを活用すれば、和文と英文の契約書を一元管理することが可能です。

電子契約システムの書類管理機能を利用すれば、必要なタイミングで即座にアクセスできるようになります。

物理的な書類を探す手間がかからないため、契約書の管理業務を簡略化できます。


>>電子契約関連の法律まとめ


電子契約を英語で締結する際の注意点

英文契約書を電子契約で締結する際は、記載内容に注意する必要があります。

記載漏れや表現が曖昧な場合、契約の有効性が確保できなかったり、かえって不利益になったりするケースがあります。

ここでは、英文契約書を電子契約で締結する際の注意点を3つ紹介します。

①曖昧な表現は避ける

英語の契約書は文化の違いもあり、条件や表現が日本の契約書とは異なる場合があります。

契約内容に曖昧な表現があった場合、万が一裁判に発展した際は不利になる可能性があるため注意が必要です。

また、凝った表現や古風な表現はかえって内容が分かりにくくなる場合もあるため、シンプルかつ的確な表現が望ましいです。

②合意内容は漏れなく確認する

英語で電子契約を締結する際は、合意内容に漏れがないか細かく確認することが大切です。 

英文契約書は書面を重視する考えがあるため、合意内容は正確に記載しなければなりません。

しかし、すべての合意内容を記載する必要はないため、事前に記載の必要がない内容は洗い出しておくことが望ましいです。

③契約違反時の対応を明確にする

英文契約書は、過失がない場合でも損害賠償を請求されるケースがあります。

トラブルを避けるためにも、過失がない場合や不可抗力にあたる事象を明確に記載しておくことが望ましいです。

また、契約違反時の補償範囲を明確に記載しておかなければ、万が一の際は損害賠償を取引先から支払ってもらえない場合もあるため注意が必要です。


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まとめ

この記事では、英文契約書について以下の内容で解説しました。

  • 英文契約書でも電子契約は可能
  • 英文契約書を電子契約で締結するメリット
  • 電子契約を英語で締結する際の注意点

グローバル化が進む現代では、英文契約書にいかに対応するかが一つの課題です。

海外企業と物理的な書類のやりとりを行う場合、届くまでに時間がかかるケースがあり、締結業務がスムーズに進められないことも少なくありません。

電子契約であれば、オンライン上でリアルタイムでやりとりが行えるため、より効率的に業務を遂行できるようになります。

しかし、英文契約書を締結する際は、記載内容に注意することが大切です。また、どちらの国の法律に準拠するかを定めたうえ、その準拠法に合わせたチェックを行う必要があります。

WAN-Sign』は、4,000社以上の機密書類管理の実績とノウハウを基に開発された電子契約・契約管理サービスです。

英語での署名依頼メールおよび署名画面に対応しており、言語切り替えが可能です。

また、電子契約で使用する印影は印鑑だけではなく、サインタイプも利用できるため、幅広い契約書に対応できます。

詳しくは、お気軽にお問い合わせください。

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