導入前の契約業務
物産展等で必要となる「期間限定催事契約書」を3ヶ月に一度、年に1,700件ほど取引先と締結している。契約内容自体は定型だが、毎回担当バイヤー(商品の仕入れ担当者)が契約書類を作成している。
催事契約書の社内決裁は、バイヤー起点→総務部→リスク統括という流れで、複数部門にわたるためリードタイムが長く、取引開始の直前まで時間がかかることもあり、進捗状況を各部門に問い合わせるのも手間だった。
また、契約付帯費用(郵送費、印紙税、保管費用など)で直接・間接コスト両方の負担がかかっていた。1件あたり45分程度の作業時間が必要で、総務から各バイヤーに書類を戻し、文書管理システムにも手動で登録しなければならない。
契約に至るまでの時間が長いため、必ず催事開始までに間に合うよう、相当な余裕を持って組み立てていたスケジュールについて、合理的な方法で短縮したいと思っていた。