WAN-Sign利用方法
1. 基本的な使い方
まずは、WAN-Signに実装されている機能を使いこなせるようにした。はじめは、NXワンビシアーカイブズの営業担当に色々と質問や相談をしながら、どんどん理解を深めていった。
日常的に電子契約を使用する事業部門の事務担当者は、機能アップデートが高頻度で行われるので、最初はマニュアルを読み込んでいた操作も、次第に感覚的な取り扱いが可能なUIに随時改良されていき、わかりやすくなったと話している。利用しない機能は、管理者側で非表示にできるようになって、個々の担当者が迷うこともほとんどなくなった。
2. API連携の活用
高機能ワークフローシステムとWAN-SignとのAPI連携は、稟議・署名・保存の一連の流れをスムーズにすることを主な目的とするものである。
従来、ワークフローシステムでの稟議とWAN-Signでの署名の過程が別々だったため、情報入力や上長の承認の二度手間や、金額など属性情報の記入漏れといった人為的ミスが発生していた。
今回のAPI連携により、ワークフローシステムで決裁完了した文書について、自動的に署名依頼が送付され、当社側の署名はAPIで自動的に署名を実行できるようにしたことで、担当者が別途WAN-Signで作業をする必要がなく、当社署名者にとっても既に決裁承認をした契約書を再度確認する必要がなくなる。
また、ワークフローシステムに属性情報含む必須記載事項の記入枠を設けた稟議帳票を用意しておき、担当者が①帳票に情報を入力、②締結予定の契約書PDFを添付するだけで、担当者が特段意識しなくてもミスなく全ての作業が完了できるようにしている。帳票に添付された契約書PDFをワークフローシステム側で締結文書として認識させる仕組みをとっており、担当者が改めてアップロードする必要もない。
今後、テストを重ねながら実運用に移行していく予定である。