利用後の感想、印象
期待以上、というのが率直な感想である。契約業務の合理化を一気に進めることができた。無料プランの段階から、ほとんどの機能を本番環境として利用することができて驚いたほどである。そのおかげで、実運用に無理なく耐えられるか迅速に検証し、対象となる契約書類の範囲を拡大することができた。
社内への効果
まず、定量的な効果としては、印紙代の削減を例に挙げることができる。これは、契約事務のコストを合理化する、というだけの話ではない。クライアントのウェブアクセス分析など、月額利用のコンサルティング行うにあたり、最初に結ぶ業務委託契約書は、紙であれば印紙を貼らなければならず、契約手続きが長引くことで、サービス提供開始のタイミングを遅らせかねない状況にあった。
競争力の高い価格とスピードを強みとしているデザイントランスメディアにとって、事務関連の足止めは解消したい課題だった。電子契約であれば、印紙も貼付不要、場所や時間を選ばず、コスト削減と利便性向上の両方を問題なく実現できる。
社外への効果
少々懸念していたのが、電子契約による締結依頼時にクライアントから反発や戸惑いが生じるのではないかという点である。しかし、それは杞憂であった。ウェブマーケティングを重視する時代、付加価値を創出するための取り組みに時間を集中させたいクライアントにとっては、電子契約の活用は極めて自然な流れで、WAN-Signの操作が直観的に始められることもあり、難なく受け入れていただくことができた。